酪農で自分の牧場を持ちたい!でもどうすればいいかわからない。
そういった悩みを解決します。
この記事は北海道農業担い手育成センターに話を伺ったものです。
町によって、条件などが変わります。
詳しくは農業担い手育成センターのホームページよりご確認ください。

また、本記事は酪農においての新規就農です。農業は別になるのでご注意ください。
新規就農ってどのくらいの人がしているの?

新規就農とは、酪農法人等に就職して酪農をするのではなく、自ら酪農という事業を起こす(起業)ことです。
つまり、一般企業と同様に農地や施設などを自ら持ち、持続可能な経営をしていくことが条件です。
北海道の酪農の新規就農者は2020年では20戸が新規就農しました。
パートナー(配偶者)が必要??

新規就農するためにはパートナーが必要です。
しかし、パートナーの条件は配偶者だけではありません。
パートナーは酪農に従事することができる人であれば大丈夫です。
例えば、兄弟や娘、友人と酪農を一緒にやっていく!
であれば大丈夫という市町村も多くあります。
また、パートナーがいなくても研修中にパートナーを見つけるというパターンもあるそうです。
新規就農するまでの流れは?
新規就農したいけど流れがよくわからない。
そういった方も多いと思います。
これから紹介するものは全く酪農と関わりがない人がどうやったら新規就農できるかを紹介します。
新規就農するためには以下のステップを踏む必要があります。
- 就農したい地域・町を決める
- 就農したい町の農業担い手育成センターに相談する
- 酪農の技術を身につける
- 担い手センターから認められた場合、就農できる
- 就農し、経営を続けていく
1. 就農したい地域・町を決める

まず最初に、就農したい地域・町を探し、決める必要があります。
北海道は広いため、酪農が盛んな地域もあれば畑作が盛んな地域もあります。
また、新規就農を積極的に受け入れていて、助成金を出してくれるところもあります。
そのため地域や町選びは最も重要だと言えます。
もちろん酪農が盛んな地域の方が物件が多いので、酪農が盛んな地域を選ぶことをお勧めします。
酪農が盛んな地域がわからない人は、北海道農業担い手育成センターに連絡すると資料などをもらえるので連絡してみてください。
2.就農したい町の農業担い手育成センターに相談をする

就農したい町が決まったら、その町の農業担い手育成センターに連絡し相談をしましょう。
「新規就農を考えているんですけど」と言えば必要なことを教えてくれます。
3.酪農の技術を身につける

酪農の技術がないと話にならないため、酪農の技術を身につけることが必要です。
担い手育成センターと話を進めると、酪農の技術を身につけるための施設などを紹介してくれます。
市町村によって内容は変わりますが、酪農ヘルパーや農家研修などが基本的に選ばれます。
パートナーがいない人はこの時期にパートナーを見つけることが必然となってきます。
4.担い手センターから認められた場合、就農できる

酪農の技術が十分身についたと担い手センターから認められた場合、就農を許可してもらえます。
就農を許可してもらった後は資本金を借入れ、土地や施設を買います。
詳細な手順や条件は市町村ごとに異なります。
5.就農し、経営を続けていく

やっと就農できてもこれで終わりじゃないです。
ここからが始まりです。
経営は続けていくことが重要です。
最初の何年かは本当に大変でしょう。
しかし、その仕事と向き合い楽しさややりがいを発見できる覚悟がある人が就農できます。
今から就農したいと考えている方は覚悟があるかもう一度自分に問いかけてみてください。
どれくらいの資金が必要?

新規就農までの流れがわかりましたが、資金面はどうすればいいのでしょうか?
まず、新規就農までに必要な資金は市町村や経営規模にもよりますが、大体は5000万円ほど借り入れます。
就農する際の手持ち資金ですが、全くない状態で始めた人もいますが、300〜500万円ほど準備する人が多く、それくらいは準備しておいた方がいいでしょう。
新規就農を目指すことは素晴らしいことです。
しかし、現実は甘くはありません。
今までに新規就農を目指して、達成できなかった人が何人もいます。
新規就農することが全てではありません。
酪農には多くの職種があります。
本当に新規就農したいのか改めて自分と向き合ってみてください!
その気持ちと覚悟が本気なら私は全力で応援します!
プロフィールにSNSが貼ってあるのでぜひご連絡ください!
コメント