
僕たちが普段飲んでいる牛乳とかチーズって誰が作ってるんだろう?
あなたが普段食べているチーズやヨーグルトは牛乳が加工されて作られているのは知っていますよね。
では、誰が作っているか知っていますか?
それはあなたが一度は聞いたことがある有名企業なんです。

1. 酪農家が搾った牛乳は誰が加工してるのか?

酪農家が搾った乳はそのままでは飲むことができません。
飲めないと言っても法律上は飲めないだけで、加熱すれば飲んでも健康的被害はないです。
私も小さい頃は搾った牛乳を鍋で温めて、飲んでいました。
しかし、あなたの手元に届くまでには時間がかかるため牛乳の中にいる菌が繁殖するなどして、お腹を壊す危険性もあるので一旦、加工・処理されてからあなたの手元に届きます。
そのため、酪農家は農協に預け、加工してくれる企業に頼み、あなたの手元に届くようにしています。
その企業というのがあなたも知っている
明治・よつ葉・雪印・森永などです。
他にも加工してくれる企業はあります。
2. なぜ酪農家がやらないの?

企業が加工をしていると知って、なぜ酪農家がやらないのかと疑問を持つ方もいると思います。
酪農家が加工・処理をしない要因としては多くのことが挙げられますが、代表的なのがこの3つでしょう。
- 時間的問題
- 経済的問題
- 流通問題
問題とついてて難しいと感じるかも知れませんが内容は簡単なので安心を!
時間的問題
酪農家は毎日多くの時間を牛の管理に使います。
朝は搾乳をして、作業や休憩をしている間に夕方の搾乳になり1日が終わります。
その中に乳を加工する工程を入れると丸一日働いても足りないくらいです。
そのため酪農家は乳を作ることを専門とし、加工する業者は加工を専門として働くのです。
経済的問題
乳を加工して販売するためには、国が定めた条件を満たしている施設が必要です。
また、加工するとなったら酪農家は時間がないため、誰かに頼むことになります。
もし、加工できても加工したものを届けるのにさらにお金がかかります。
そうすると施設や人件費だけでも、ものすごい額になってしまい経営が難しくなります。
そのため、大きな施設や加工できる人、流通ができる人を持っている企業に頼むのです。
流通問題
もし、酪農家が加工して販売するとなると、乳を搾り、施設に持っていき、加工したものをスーパーなどの小売店に出してもらい、皆さんの手元に届きます。
この作業を自分たちで行うとなると、信じられないくらい大変です。
ましてや、酪農家は家族でやっているところが多いため、そんな余裕はありません。
さらに、商品を作ってもマーケティングを行わなくては競合に勝てません。
マーケティングを行うにも、ターゲティングやブランディングなどを行い、戦略を練らなければなりません。
おっと、話が難しくなりましたね。
つまり、酪農家が簡単に行うことはできないんです!
3. でも、〇〇牧場のチーズとか売ってるよね?

ここまで読んで、酪農家がやるのがいかに難しいかがわかったと思います。
でも、こんなことを思った人もいるのでは?

〇〇牧場のチーズってよく売ってるよね?あれって企業が作ってるの?
スーパーや観光名所でもよく、〇〇牧場のチーズやソフトクリームといったものを見ます。
あれって実は、企業じゃなくて酪農家が自分で作ったものなのです。
もちろん加工だけを委託したりしているところもあります。
でも、実際に施設を持ってて自分たちで加工・販売しているところもあります。
え?そんな余裕ないんじゃないの?と前の文を読んで思った方もいるでしょう。
確かに、多くの酪農家には加工・販売する余裕はありません。
しかし、一部の酪農家は工夫をして販売・加工できるようにしているのです。
例えば、大きな牧場であれば人を雇って生産の部門、加工の部門に分けられます。
逆に小さな牧場でも、有機などの付加価値を付けることで利益を上げる。
これを六次化といいます。
六次化を行う牧場は増えてきており、牧場によって様々な特徴があります。
あなたも自分のお気に入りの牧場を見つけてみては?
こちらのあすなろファーミングさんがとても美味しそうだったので紹介しますね!
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